62年

 大学生の時、押井守監督初実写作品『紅い眼鏡』に美術で参加。

 初めて書いた長編脚本をディレクターズカンパニー脚本公募に応募。

 石井聰亙(現、岳龍)監督に認められ入選。

 にっかつオリジナルビデオ企画大賞、応募総数1600通の中、一等入選。

 10万円を獲得、あの頃はこの10万で一ヶ月暮らせた。

 金子修介監督のロマンポルノ『ラストキャバレー』でデビュー。

 26歳だった。

 ロマンポルノでデビューした最後の脚本家。

終電車に飛び乗ったら真後ろでドアが閉まった感じ。

 同作で亀有映画祭脚本賞を受賞。

 その後、

 『櫻の園』がクランクアップした直後に、木炭デッサンをならいに通っていた美術予備校の先生と共に劇団を結成、演劇を始める。

 マントルプリンシアター

 10×50KINGDOM

を経て、現在、ガソリーナという劇団を主宰、すべての作演出をてがける。

 廣木隆一監督、市川準監督、頓挫したが川島透監督らに脚本を提供。

 中原俊監督『櫻の園』の脚本でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞などを受賞。

 三谷幸喜さんの『12人の優しい日本人』の映画化に奔走。企画としてクレジットされる。

 ラジオドラマを書き始める。

 初監督作品『月より帰る』を撮る。

 ビックコミックスピリッツにて1年、画 若狭たけし『ラブレター』を連載。

 四冊のコミックを出す。

 岸田戯曲賞に二度ノミネート。このノミネートの仕組みが未だにわからない。というわけで、岸田賞はこれっきりとなる。

 松尾スズキさんがなにかの芝居の最中に言っていたが、岸田賞よりも鶴屋南北賞の方が賞金は多い。

 セガのいろんな意味でキラーコンテンツとなった『シェンムー』1章、2章のすべてのモーションキャプチャーを収録する。

 その後、『デビルメイクライ』『クリムゾンティアーズ』(これは脚本も書いた)また実現しなかった『ファンタスティックチルドレン』のモーションキャプチャリングディレクターも担当。

 東北新社アニメ企画大賞大賞受賞。

 200万獲得。しかし一割税金を引かれるとは思わなかった。

 映画美学校脚本コースの講師を一年担当。

 また脚本の講師としてはシナリオ作協の特別講師として20年にわたり半期に一度講義を担当。

座右の銘 人生は文化祭前夜